★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第531号「"エレチョ2019"出演者作品振り返ろう⑤」

エレチョ2019にご出演の皆さんの過去のエレチョシリーズでのご活躍を改めて紹介するこちらのコーナー。今回は、エレクトーンの特性である「タッチ奏法」に特にこだわりを持って演奏されていらっしゃるこちらのかたのご紹介です。

●Layさん…エレチョ2017作品「Alfie (Burt Bacharach)」
 Layさんのご活躍は、エレチョシリーズが始まる前のエレクトーン動画企画から既に活躍をされていらっしゃいました。エレチョ2017においては、それまでの活動を踏まえ、新作撮り下ろしを頂いた作品を拝見できたことは今でも嬉しかったことを覚えております。

 エレクトーンはEL-900mほか、D-DECKをご愛用されていらっしゃいます。特筆すべきは、EL-900から搭載された「ホリゾンタルタッチ」含む、イニシャルタッチ、アフタータッチの"タッチ奏法"にあるかと思います。各楽器の個性やアーティキュレーションを表現することが鍵盤の打鍵、横の動きを検知することで可能です。この機能の特性を追究した演奏を楽しむことができるのがLayさんの演奏動画の特徴の一つといえるのではないでしょうか。

 エレチョ2017においては、「Alfie (Burt Bacharach)」という楽曲作品を披露頂きました。楽器はEL-900mですね。その実際の演奏を聴いて頂くとわかるのですが、メインメロディのメロディの"揺れ"であったり、微妙なピッチ変化を伴いながらまるでうたうように曲が進んでいくのがわかるかと思います。上記に示しましたように、エレクトーンでは3つのタッチ表現が可能でありますが、それらを適宜使い分けながらの表現はすぐには難しいポイントであるかと思います。それらを組み合わせた演奏をぜひ動画で確認してみてくださいね。

●当時のコメントはこんな感じでした!
 「ミレニアム!」とは、Layさんが使用されたエレクトーンの名称です。EL-900mの"m"ですね。900からの進化ver.エレクトーン!!「タッチ奏法のすべて」「イニシャル アフター ホリゾンタルは大事」「音の揺れが心地よい~」とタッチ奏法ならではのコメントが多数見受けられました。

 エレクトーンそのものに関するものでは、「こんな音がするのね」「ELまでは"エレクトーン"の音があった」「エレクトーンの音!って感じ」等、現行機種はSTAGEAでありますが、ELの音のイメージは、輪郭がはっきりとした音、しっかりと安定のある太い音というイメージがあったかと思います。STAGEAでは、透明感度が増したように思いますね。

 その演奏楽曲の感想についても「落ち着く」「癒される」「アンニュイな感じがイイ!」…といったコメントが流れていました。改めて演奏動画を拝見してみたのですが、ほんとその通りでリラックスするような雰囲気の楽曲。こういったスローなテンポの楽曲はより、タッチ奏法の揺らぎであったり、トレモロ等を感じ取りながら聴き入るのではないでしょうか!?

 あれから2年経過し、今年エレチョ2019に再度ご出演頂きます。普段より、タッチ奏法のことを研究され、演奏の練習に試行錯誤されているLayさんの演奏。今年はどんな作品、またタッチ奏法がどんな場面で取り入れられているのでしょうか!?そういった点にも注目しながら、エレチョ2019の作品を楽しみにしておきましょう!

 文面ではなかなかタッチ奏法の実際のサウンドを表現するのは難しいので、ぜひ本番までにLayさんご自身の演奏動画をご覧になってみてください。今作以外にも様々なジャンルの演奏動画を公開されていらっしゃいます。

●LayさんのYouTubeチャンネルはこちら…
https://www.youtube.com/user/layelectone