★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第262号「"エレホイ2015"規定演奏時間:5分」

エレホイ2015での規定演奏時間は、一人あたり約5分程度です。演奏者はこの「5分」に数か月もの構想、アイディア、演奏を詰め込んでいきます。たった5分、されど5分。5分にはその演奏者の「想い、夢」も詰まっているように思います。

●すべてを5分に詰め込んで…
 どんな演奏にしようかなぁ…??大抵演奏曲決めから入りますよね。演奏曲が決まったら、次は構想へ移ります。あれも弾きたいし、これも弾きたい…それにこの曲も好きだから足していこう!個人でアレンジして楽しむのであれば大丈夫ですが、エレホイはみんなで協力して作り上げていくもの。そこで必要になるのが演奏時間の規定です。

 エレホイ2015では、演奏規定は5分程度です。だいたいJ-POPあたりでは平均的な時間ではないでしょうか。人によっては短い、長い…と感覚的なものがあるかもしれないですね。ちなみに、僕が当初演奏しようと思っていた曲をすべて詰め込んだら10分以上になりました。これを規定5分程度に収めようと努力した結果、全4曲のメドレーに至ったということです。

●5分はあっという間!
 5分…何もしない5分は実に長く感じるかもしれません。また、仕事・学校での退屈な授業の5分は「勘弁してくれぇ」」と思うぐらい長い時間に感じませんか。それが、毎回思うのですが、エレホイでの5分はあっという間に思います。きっと、演奏者の魅力あるエレクトーン演奏にくぎ付けだからですね。夢中になる時間程短く感じるかと思います。そんな5分間にしたい…誰もが思うはず!だからこそ、勝負の時間でもあります。

 イントロ、Aメロ、Bメロ…サビ…と構想は続く。耳にはイヤホン、片手にはスマホのストップウォッチをスタートさせる。こうしてだいたいの演奏時間を把握しておきます。こうすることで演奏時間の感覚を知り、アレンジに活かしていきます。とても大事な作業ですね。

●ネタ、本編…と欲張ると時間が⁉
 一人あたりの時間はやはり規定に沿いたいもの。だけど、やりたいことはたくさんある…!!なかでも、本編を盛り上げる要素が強い演出「ネタ」も考えたい方もいることでしょう。でも、それを取り込むと5分のいくらかはネタに配分することになり、本編の演奏時間を短縮しないといけなくなっちゃう…!! …ということになりやすいので、いかにバランスよく配分することも大事ですね。もちろん、本編に魂を込める!!!というのもOKです。

 いかがでしたでしょうか。5分の演奏時間にはアレンジャー、演奏者の悩みやアイディアが詰まっている時間に思いませんか。きっと本番での5分は悩みに悩みぬいた時間だと思います。素敵な5分になりますように…!