★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第580号「"思い出ソング"あなたはなぁに・・・?」

エレチョとは一味違う志向で運営開始した、たいよっちプレゼンツの「おもひで演奏会」にエントリーさせて頂きました。この企画では、思い出に残っている曲をエレクトーンで演奏した動画と共に、その曲にまつわるエピソード等を添えて、紹介頂けるわくわくする企画のようです。エレクトーンと共に歩み10年いや・・・それ以上経過しました。その間にたくさんの音楽に出会い、いろんな経験をしました。そこには音楽もありました。

●音楽の出会いはスーパー
 思い出を語る前に、僕の音楽との出会いはスーパーのBGMだったと父と聞いたことがあります。今でいう「さかな さかな さかな~♪」と鮮魚コーナーでにぎやかにカセットテープが流れているアレです。売り場の演出としてカセットテープが流されているかと思うのですが、幼き僕は買い物よりも、「どこからこの音が流れているか」を確認し、更に見つけたデッキに寝そべってジッと音楽を聴いていたようでした。

 「やめんさぃ」と言っても飽きもせずリピートするカセットを繰り返し聴き、音楽に親しんでいたと聞いたときはそれはもう恥ずかしく、「ほんまに!?」と聞き返したほどでした。音楽に興味を持ち、デパートにおいてもそんな調子だったようで、買い物に行くのが大変だったそうです。

●幼稚園ではヤマハ音楽教室
 そして成長すると、「ピアノをならいたい☆」と親へ言ったようで、「何か習い事でも・・・」とちょうど考えていたこともありヤマハ音楽教室へ通うこととなりました。本格的に「楽曲に親しむ」を意識したのはこの頃でありましょう。教科書"ぷらいまりー"を開いて、たくさんの音楽に親しむことができました。「犬のワシントン」「とべとべロケット」「パイナップルダンス」「だいすきなパン」といったヤマハっ子ならおなじみの曲を習いました。今でもこれらの曲を耳にすると、当時を思い出しますね。みんなで歌ったり、目をつむって音階を読んだり…当時の先生、今元気にしとるかな?

●日常生活の中で音楽を意識する
 週に一度の音楽教室に通ったこともあり、日常生活においても特に音楽は大好きな興味・関心ごとでした。カセットテープに「録音」機能がありますね。自分の声をテープに吹き込む経験を皆さんしたことがあるかと思います。あの独特な客観的に自分の声を聴くという行為は、とても新鮮でキャッキャいっていました。アニメ「ちびまる子ちゃん」の"走れ正直者"という曲がありますが、あの曲をオープニングからエンディングまで声で吹き込むという・・・今では恥ずかしすぎてできやしないことも小学生の頃やっていました。

 90年代はアニメ全盛期。美少女戦士セーラームーンドラゴンボールシリーズ・・・といったアニメが大量に放映されていました。子供の心をガシッと掴むのはやはり「オープニングテーマ」ではないでしょうか。キャッチーなイントロ、覚えやすいメロディ。気が付くと、音楽を「聴く」から「演奏する」ことへシフトしていったのもこの頃ですね。この曲弾いてみたいな…を古いエレクトーンで鍵盤遊びをしました。

 小学生で器用に演奏することはなかなか難易度が高いことだったかもしれませんが、それでも日ごろ耳にするメロディをエレクトーン(C-100)で演奏することに喜びや楽しさを感じていました。引っ越しの関係でヤマハ音楽教室は途中で断念するも、「自分で弾きたい!」という意識は持ち続けていました。

●アニメからJ-POPへ・・・
 どんどん成長すると、更に音楽はたくさんあることに気が付く。そう、J-POPです。安室奈美恵H Jungle with tラルクアンシエル、SPEED、ブラックビスケッツT.M.R.・・・その時代を彩ったたくさんのアーティストに親しむことに興味を持ちます。この頃になると、新しいエレクトーンEL-57を買い与えてもらい、"流行の音楽"を追い求めるようになりました。今週のトップソングは何か、エレクトーンで演奏してみたい!、打ち込みたい!・・・聴く、演奏するから制作するへ。アンテナも多岐にわたり、自ら演奏することがこんなにも楽しいことなんだということをより強く感じていました。

 親はこんなに音楽が好きになるなんて思ってなかった・・・と半分笑って話してくれたことがあります。しかも、古いエレクトーンに満足せず60万もする新しいエレクトーンを買ってとせがまれる、という・・・!!何が人生をどうさせるかわからんね。

●その時、その時の思い出・・・
 今に至る成長過程の間に様々な音楽がありました。店頭のカセットテープから聞こえる販促用音楽からヒゲダンに至るまで。本当に数多くの曲に出会い、楽しんでこれたのはよかったと思います。そして、改めて「思い出の曲をエレクトーンで」と決めるとなると、なかなかすぐに「これだ!!」と決定打を出すのは困難なことだなぁと思いました。

 世の中もJ-POP・・・CD・・・ネット・・・アイドル・・・YouTube・・・サブスク・・・ボカロ・・・といった多種多様なスタイルで各々の好みの応じた音楽の楽しみ方ができるようになりました。そのような時代に今生きている嬉しさ、楽しさ。ELS-02Cという最先端なエレクトーンで演奏できる喜び。その時代に感じる、自分らしい「思い出の曲」をエレクトーンで演奏するきっかけ。

 再度、今までを振り返り、そういえばこの曲、あの時を思い出すな…とふわっと思いついた曲を選曲したいなと思います。企画開催は6月とのこと。ぼちぼち取り組みましょう。