★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第581号「"亀式"演奏動画の作り方・わし編」

わしも書いてみたかった(*'ω'*)ノ・・・ということで、独自にエレクトーン演奏動画の作り方をレポートしてみたいと思います。皆さんの作り方と共通する点やそうではない点等いろいろあるかと思いますが、こんな感じで作りよるんかと思って頂けたらと思います。

①選曲基準は「自分が弾きたい曲とそれ以外の曲のバランス」
 作品作りの最初のポイントですね。選曲基準です。自分が一番演奏したい曲を選ぶのは大前提ではありますが、それ以外に大切にしているポイントがあります。それは自分と視聴者のバランスをとることです。理想は、「自分が演奏したい曲=視聴者が聴きたい曲」ですが、いつもこうとは限らないので、バランスが取れるように考えていますよ。

 Official髭男dism「Pretender」が流行したことから、この曲を演奏してみよう!!と世間の旬に触れてみて、より多くの方々が興味関心を持っている曲を選曲してみました。また、そこから個人的に演奏してみたい曲にスポットをあて、「115万キロのフィルム」を選曲。そして、リクエストとして「ノーダウト」を選曲したこともありました。

 自分が演奏したい曲を第一に作品とすると、次は世間や視聴者がどのような楽曲に興味を持っているかという点も加味した上で選曲をすると、より広範囲の方々に受け入れて頂けやすいのかなと感じております。また、リクエストにアンテナを張ることもカギですね。期待に応えることで、より相手に鮮明に思いを伝えることが出来ると思います。

②統一感を出し、自分らしさを大切に
 動画は1作品にとどまらず、継続的に投稿する、という特徴を持つ点より「統一感を出す」「自分らしい作品作り」を第一に考えています。演奏シーンにおいては、カメラアングルは手元の動きがわかりやすい左後方からの撮影を基本に。また、服装も作品ごとにほぼ変えず、一定のものを着用すること。そして、サムネイルや、テロップ表記等画面構成も他作品と同様にすること。

 楽曲こそ、作品によって違いますが共通部分を多く作ることで、相手に「こんなわしなんだよ~」という印象をより強く訴えかけております(必死 「そうそう、この人のこんな作風がいいんよね♪」と思って頂けたら、他の作品もちょっと見てみようかな☆彡と感じて頂けるチャンス!!なので、作品ごとにコロコロ変えるより、ある一定のルール作りは大切かなと思っております。

③バズったらシリーズ化を検討してみる
 動画ならではの考え方かもしれませんが、ある作品がいつも以上に再生数が多くなったり、高評価を多く頂くことがあるかもしれません。そういった時はチャンス!!だと思うようにしています。より多くの再生数をたたき出した(≒バズった)ら、作風をシリーズ化してみたり、同じアーティストの楽曲を演奏検討することを心がけています。

 「〇〇を弾いてみたシリーズ」としてみたり、「〇〇のテーマメドレー2」といったように、再生数が多かった楽曲に近い傾向の演奏動画を作ります。過去の経験より、全く路線変更した楽曲演奏より、一定の再生数に到達する確率は高いように思います。視聴者に寄り添った内容の作品を作ることも大事なんだと感じました。ただ、あまりにも続いてしまうと新鮮さも薄れてくる可能性もあるかと思いますので、そのあたりは様子を見ながら・・・かもしれないですね。

④AUDIO機能+動画編集ソフトを活用して
 音楽動画という特性から、やはりエレクトーンの音声出力については気をつかいたいものです。直録りももちろん可能ではありますが、僕はエレクトーン02シリーズに搭載の「AUDIO機能」を活用しております。従来のICレコーダーへの録音と比較し、音声出力の音割れの可能性の軽減、演奏したデータをそのままパソコンへ取り込める点も特徴ですね。

 動画編集ソフトで演奏シーンと録音データを加工します。録音データは、AUDIO機能を活用して演奏録音したデータを、音声加工・編集ソフトで調整します。エレクトーンから録音した音源そのままだと波形に余裕がある為、増幅を行いヘッドフォンで聴いて心地よい音量へ増幅させます。また、適宜調整を行い、心地よいサウンドになるよう仕上げていきます。

 演奏シーンは1カットで撮影することが多く、音声と演奏シーンは同一の撮影&録音したデータを活用しています。演奏シーンと音声データは別録りではなく、全く同一データの為、人間による多少のズレ等全てのタイミングが一致するのがこだわりでもありますね。

⑤動画にちょっとした面白さを取り入れてみる
 エレクトーン動画なので、メインは演奏シーンが大半であります。しかしながら、他の作品と差別化を図る為に、オリジナル要素を取り込んでみるのも動画作りの面白さの一つ。ここはアイディア次第だと思うのですが、イラストを描いたり、動画内でダンスをしてみたり、歌唱してみたり…といった演奏以外の要素ですね。視覚的に伝える点を活かしたポイントにも気を配って楽しく動画作りをしたいなと感じております。…ただ黒歴史を作る点にご注意を。

⑥ファンを大切に
 演奏動画を作り終え、投稿完了して「はー終わったー!」で作業工程は全て終えましたが、演奏動画はここで終わりではないかと思います。その後もとても大切ですよね。視聴者の皆さんからの反応が起こることがあります。

 数値的要素・・・再生回数、高評価数、低評価数といったもののほか、分析要素・・・男性か女性か、どこの国で視聴されたか、視聴者からのコメントといったものが挙げられます。なかでも、「コメント」による反応ほど嬉しいものはないかと僕は思っております。数値だけではわからない「思い」「今後の期待」「エレクトーン動画をどう感じて頂けたか」という「文章」として自分に届くことがあります。

 それは「再度このアーティストの曲の演奏を聴いてみたい」「こんないい曲もある」「シリーズ化してほしい」「この曲を探していました」なかには「この動画がきっかけでエレクトーン買いました」「文化祭・結婚式で使いたい」「ゲームで聴くよりエレクトーンがいい!」等実に様々です。こういった声をどんどん自分の"引き出し"にし、次回以降へつなげていきます。

 演奏動画を作る過程は選曲、場合によりデータ作成や、楽譜やデータ購入、そして練習、撮影&編集・・・と実に多大な時間がかかる場合が多いです。そのような過程を経て出来上がった作品について反応があるって本当にうれしいことなんですよね。自分の作品をより多くの方々に楽しんで頂け、このように反応があると「また次作も頑張るぞー!」というモチベーションアップにもつながるかと思います。


 …以上、"亀式"演奏動画の作り方でした。最近はヒゲダンソングにスポットを当てた楽曲選びが多く、まだまだヒゲダンソングを作りたいなと思います。また、これまでに多数リクエストを頂きましたので、そちらにもスポットを当ててより多くのエレクトーン動画を作っていけたらいいなと思いました。エレクトーン動画作りはとても楽しい作業ですので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょう!?