第291号「エレホイに想う」

エレクトーンホイホイ。まさか社会人になってこんな素敵なステージに出演させて頂ける機会があっただなんて思ったでしょうか。いわゆるエレクトーンの発表会でのラストステージは中学校2年生の時でした。当時の機種EL-900mで「Liberi Fatari（FF８）」を弾いたのが最初で最後。そして2015年。

●エレクトーンを楽しむ･･･その一心に
　中学校を卒業してからはエレクトーン教室は辞めて、もっぱら趣味で弾く程度でした。EL-57でわからないながら音を設定して演奏する。レジストは8個というエコノミー仕様。それでも夢中でイジって1曲完成させるのが病みつきになったほどです。「エレクトーン楽しい！」その何ともいえない達成感は決して他の鍵盤楽器では味わえないんじゃないかなぁ。

　STAGEAに機種変更してからは頼る先生はおらず、ひたすら月刊エレクトーンを教科書代わり。打ち込みに挑戦した曲は実に100曲以上にのぼります。実績は、ニコニコ動画のエレクトーン動画をご覧頂けたらと思います。2008年～2015年にかけて音の響きも若干変わっていきました。何度も試行錯誤してそして完成へ。場数を踏むって大切だと思います。

　そしてキセキに出会いがありました。それがエレクトーンホイホイでありました。奏者の思うままに音を紡ぎ、操り、エレクトーンを奏でる。そんな企画があるという夢のような概要でした。中学校で発表会というステージは終わってしまいましたが、インターネット上で発表会ができる⁉最初は驚きました。その実力はもうみなさんもお分かりの通りですね。エレクトーングレード5級保持者もいらっしゃる中、自分のエレクトーン動画演奏も披露頂ける素敵な場所。ホンキになれる場所。それが僕にとってはエレクトーンホイホイでした。

●エレホイいいね！
　「エレクトーン発表の場」から「エレクトーンエンターテイメントの場」という風に移行しているようにも思います。弾き手が楽しみ、視聴者も盛り上がって聴く。エレクトーンという魔法の楽器からどんな音が飛び出してくるのか⁉どんな演奏が繰り広げられるのか⁉その仕掛けを考えるのも楽しく、創造も膨らみます。演奏のほか、動画編集にこだわったり･･･長期にわたる準備期間を経て、エレホイに出演させて頂けるというのは素敵なことだと思うのです。

　これからも楽しいエレホイでありますように。過去に出演させて頂いたことに感謝するとともに、これからも「エレホイあるよ！」と期待して頂けるようにまた地道に音作りに貪欲に打ち込みたいと思います。まだいろいろ思うところはあるけれど、また別の機会に…！