★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第250号「"かめエレ生!"マボロシのC-100をいじってみた」

先日、EL-57を自室に移動したとご紹介しました。そして、昨日実家に帰宅したらその空いたスペースになんとずっと押入れに仕舞い込んでいたエレクトーンC-100が置いてありました。ここ数年スイッチさえ入れていなかったのですが、電源を入れるとそこはアナログワールド!

●エレクトーンC-100をご紹介…!!
 このエレクトーンはかつて母が使用していたエレクトーンで、購入時期は1980年代頃だそう。別名"木のエレクトーン"とみんなから言われている通り、デザインは木目調です。この時の印象がインパクトあったのか、いまだにエレクトーンといえばこのデザインを指す場合が多いですよね。

 写真を見てお分かりの通り、カラフルなレバーとスイッチが並んでいます。上鍵盤の隣、上部に並んでいるレバーは音色レバーです。フルート、トロンボーン、そしてプリセットボイスにピアノ、ハープシコードビブラフォンと並びます。下鍵盤にはフルート、ストリングスのほか、リズミックワウも装備しているなかなかのもの。

 リズム類は下鍵盤の左隣に配置されており、サンバ、ジャズロック、スイング等12種類のオートリズム。また、STAGEAやELシリーズの「アカンパニメント」にあたるものは「アルペジオコード」という簡易的な分散和音として3パターン搭載。今のエレクトーンに通じる基本はこのころのエレクトーンにもちゃんとあったんですね。

●実際に音を鳴らしてかめエレ生!で配信!
 そして、気になる音を実際に配信してみました。音色の名前と似つかない??音。当時はピアノと書かれていたら「これがピアノの音」という少々強引さもあったのでしょう。そう思わざるを得ない不思議な強制力を感じるボタン類です。

 みなさんからの反応も様々で「懐かしい」「いい音!」と興味を持って頂けたようで、うれしかったですよ。最近は新しいシンセサイザー「reface」シリーズも公開されましたが、その中の一つがこのC-100モデルにとてもよく似た音を発していたこともあり、このモデルも今後何かしら活用していきたいと思います。

 押入れに入れておかないといけなかった状況から一転…今後活用を考えるまでに至ったこのC-100モデル。一番驚いているのはこのモデルかもしれませんね。もちろん、ライン出力端子も備えているので、音をきれいな状態で配信も可能です。今後をぜひ楽しみにしていてね!