★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第555号「神戸エレクトーン物語2019」

2019年10月13日(日)に、神戸にてエレ・メン!神戸公演を鑑賞してきました。先日からの台風19号の影響もあり直前まで新幹線の運行状況を確認していましたが、晴れておでかけすることができました。今回は特別企画もあった、印象に残るステージでした。

●エレ・メン!台風も吹き飛ばす!?元気な神戸公演
 昨日までの台風はどこへ!?というぐらい天気のいい朝。新幹線も通常運行することがわかり、はるばる神戸へやって参りました。エレクトーンイベントで神戸を訪れるのは今回が初でした。新神戸駅近くのホールにて「エレ・メン!神戸公演」を鑑賞しました。台風19号の影響は出演メンバーのスケジュールをも狂わせる程影響は大きかったようですが、晴れてステージの開幕であります。

 今回は、ホールにてエレクトーン2台他、入り口近くには歴代エレクトーン紹介ポスターが貼ってありました。前列から2番目の席に着席すると、リズムスタート!エレ・メン!のスタートです。

 今回のエレ・メン!メンバーは4人と、リーダーである川田さんのステージです。スタートから観客の皆さんの手拍子で盛り上がり、今から始まるステージに心躍らせます。わしは、今回もメモをとりながら鑑賞する。しっかり忘れないよう、メモ帳に刻んでおきましょう。

●圧倒されるエレクトーン演奏に音作りのヒント
 トップバッターは、「千と千尋の神隠しメドレー」でした。ジブリの世界観をエレクトーン1台で奏でます。透き通る音、虫や水のせせらぎなどを彷彿させる素敵な演出音もあり幻想的な演奏でした。2曲目はボサノバの名曲「おいしい水」で、キリッと引き締まる演奏を。この「おいしい水」というのは、飲料水名ではなく、「君がいないと僕は死んでしまう」を比喩した表現とのことでした。んーわしにとってはムチカシイかったので、帰宅したらパパとママに聞いてみましょう。「ディズニーメドレー」では、神戸なのに、ネズミーランドに来た雰囲気で、ハハッ!!

 引き続きシューマンの楽曲の演奏に続き、ひときわ珍しいタイトル「かたつむりの主題による変奏曲」の演奏がユニークでした。童謡かたつむりのテーマに沿った、いろんなアレンジが続くのですが、なかでもオペラ歌手の発声を表現した演奏がすごかったです。…わしも、同じエレを持っとるが、あんな音出たかいのぅ…??と音作りに心打たれる。

 そうなんです。エレ・メン!は演奏のほかに、普段のエレクトーンの音作りに関する優良なヒントがたくさん隠れています。「なるほど!この音ってこんな風に使うのか」という自分にとっては頻度の低い音がこの公演ではどんどん出てきます。そういった音の宝探しをしているような気持ちで耳を傾けていました。

 前半ラストは、「龍」そして、カシオペア「Take me」、「スティーヴィーワンダーメドレー」と続きました。速いパッセージを軽々と演奏されるし、足はどうなっとんかわからん動きするし…目をキラキラさせながら鑑賞していました。あっという間よね。

●エレ60周年 特別企画!STAGEAで昔のエレクトーンを再現!?
 後半では、現在のエレクトーンSTAGEAで、過去のエレクトーン機種を再現しちゃおう!というお楽しみ企画でスタートしました。白衣を着用した司会で始まるこの企画。どんな機種が登場するのでしょうか!?

 1960年代に誕生したのは、「D-2B」という機種。音色を選ぶトーンレバーを選択する方式。またリズムマシンは未搭載ながら、「パーカッションボタン」と呼ばれるボタンを叩きながら演奏をするという今じゃ想像できない演奏法があったそうです。それを実際にSTAGEAで表現されたんじゃが、もう曲芸見とるようじゃった。「右手は、key Cを演奏しつつ、左手はC以外のキーを叩くのでこんがらがる」と川田さん。独特な奏法の再現にも脱帽でした。

 1970年のD-3R、1975年のGX-1、1977年のE-70、1980年のFX-1と時代が新しくなるごとに音も少しずつ洗練されていく再現。当時の奏法に近い演奏法を用いながらデモ演奏を聴いていると、エレクトーンって歴史あるんじゃなと改めて思います。そして、いかにSTAGEAが高性能なエレクトーンなのかも実感しました。…そして、80年代のHS、90年代のELと続き…STAGEAへ。

 STAGEAのすごいところは、最先端のミュージックシーンも楽しめるし、意図的に歴代エレクトーンサウンドを再現して楽しめる所ですね。我が家にもC-100がありますが、あのモヤーッとしたような音もあり、「そうそうこんなかったわ!」と懐かしかったです。

●リーダー川田さんの演奏と全員のウォーターメロンメン!
 リーダーの川田さんの演奏。「ミッキーマウスマーチ」「大きな古時計」そしてオリジナルソング「ムジカシンフォニア」と続きます。MCでは、今回の台風で公演実現は大変だったそうで、なんと新幹線で一夜を明けるという体験もされちゃったそう。そういった事もありつつも、本日神戸公演が出来て本当によかった。エレクトーンが弾けて楽しかったと満面の笑みでお話されました。僕も神戸に来れて良かったけんね。

 ラストプレイヤーでは、中学校合唱でおなじみの「Belive」をポップなアレンジで聴かせて頂きました。ノイズキットがめっちゃスパーン!!ヒューン!!と言いよったわ!!気持ちえかったのぅ。映画曲メドレーを演奏されました。演奏されている時の汗がとてもマブしかったです。関西弁が「あぁ神戸じゃわ」と異国情緒な気持ちに。ラストに「風の向くままに」という、ソフトなビッグバンドソングを演奏され、全員で「ウォーターメロンメン」をアドリブを交えた演奏で終演でした。お疲れ様でした!

●今回の抽選会はどうだったか。
 公演ラストに、恒例の「麺類」が当たる!?お楽しみ抽選会がありました。今回の番号は「60」で、目玉は次回鹿児島公演のチケットが当たる!!らしいよ。チケットを握り締め、「60」よ来い!!!と願ったが…全部はずれじゃった☆また次回頑張るわぃ。

 …ということで!楽しかったエレ・メン!神戸公演でした。毎回思うことが「わしん家にも全く同じ性能のエレクトーンがあるんじゃが、どうしてこうも違うんかのぅ??」ということです。その道のプロがエレクトーンを使うと、ほんとに全然違うサウンドが出てくることに、さすがじゃなと思うんですよね。でも!!音作りやアレンジのヒントもたくさん見つけることが出来た貴重な公演でした。モチベーションも高まったので、また今後の自分のエレライフにも活かしていきたいと思いました。また行こうかね。