★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第497号「使える!イントロ&エンディング」

エレクトーンの面白い機能の一つに、自動伴奏機能(アカンパニメント)があります。これは、左手のコードを検知し、その名の通り自動で多彩な伴奏を得ることができる機能です。左右の手でまかないきれないパートをエレクトーンに担当させることで、より華やかな演奏を楽しむことができるのですが、「イントロ&エンディング」も意外と…イケます。

●メインA~Dよりフレーズ感
 エレクトーンのアカンパニメントは本当に面白く、これだけ聞いても結構な"遊び"になるんですよね!よく使うのは、リズムのメインA~Dという、2小節程度のフレーズを繰り返すものが多いです。ギターのカッティング、ブラスのキメ、ピアノフレーズ、ハープのポロンとした響き…など等、数えきれません。だいたいなものが、そういった伴奏モノが多くを占めています。これらをうまく使うことにより、演奏により再現性が現れた演奏を楽しむことができます。
 
 原曲を聴いて、これからのアカンパニメントを選択していくのですが、時々イメージするパターンが見つからない時があったりします。そういった時に「イントロ&エンディングパート」を探索すると、「おっ!!これ使えるかも⁉」というパターンに巡り合うことがあったりします。「イントロ&エンディングパターン」は、メインA~Dに比べると、ちょっと違う特徴を持っています。
 簡単に示すと、①イントロ&エンディングCパターンでは、2小節以上のものが多い②メロディックでクセのあるものが多い③パターンによっては、フィルタをどんどん開いていくようなものもある…等、ユニークな特徴を持っています。特に、②の特徴は、使い所が限定されるが、その分メインパターンでは得られないような雰囲気を持った演奏を楽しむことができるんですよね。

 エレクトーンの制約上、2小節以上あるパターンの途中部分を切り出して使うことは不可能なので、冒頭部分から~小節という区切りで使うことになりますが、何も「必ずイントロまたは、エンディングで使わなければならない」ということもありません。大胆に、イントロやエンディングフレーズをAメロやはたまたサビで使ってもいいんです。自動で刻まれるが故に、思わぬコード進行のフレーズがハシってしまうことがありますが、同じコードに則って、演奏されるフレーズもありますので、ここをどう使うかが活用のポイントにもなってきます。

 また、特徴③のように、フィルタをどんどん開いていくような、こもった感じの音からだんだん明るめの音に変化するような効果をかけられたパターンもあります。これは、主にダンス系の曲に使われていることが多いですね。例えば、この特徴をもったイントロパターンのリズムをコピーし、任意の楽器音を消去の上、好みの楽器音を打ち込むことにより、選んだ楽器音でのフィルタがどんどん開いていくような効果をかけたリズムパターンも作成可能なんです…!!すごいですよね。これが出来た時の感動は「おぉおお!!」という感じでした。

 …とこのように、イントロ&エンディングという名称がついているが為に、なんとなく楽曲の「イントロまたはエンディングで使わんにゃいけんのんじゃ」と考えがちですが、STAGEAはかなり自由度が高いので、こういったイントロ&エンディングパターンもどんどんAメロやら、サビで活用するのもアリじゃと感じます。実際、打ち込みする際に、これらのパターンもどんどん視野に入れるようになりました。時々「これはおかしすぎるわ」と感じることもありますが、うまくハマった時の爽快感もヤミつきになりますよ。ぜひとも、みなさんも試してみてはいかがでしょうか⁉