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エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第490号「"エレチョ2018"運営視点のあれこれ」

エレチョ2018を本格的に企画しようと思ったのが、2018年4月下旬頃のことです。過去2回の開催の経験をもとに今年の秋にもエレチョをやってみよう!と決心しました。5月のゴールデンウィーク開始と共にエントリーを受付、約4か月の制作期間を経て本番を迎えました。

●運営として…
 エントリーの受付は2018年5月のゴールデンウィークの始まりとともにスタートしました。募集開始直後に続々とDMにて「参加します!」との表明がどんどん来たのが印象的でした。過去に出演経験のある方は場数を踏んでいらっしゃっていることもあり、今後も常連さんになってほしいという思いもわいてきました。それと共に、「今年も参加して頂きありがとう!」というほんわかした気持ちもありました。

 "運営"という言葉を使っているものの、エントリー受付が落ち着いた5月中旬からしばらくは特に目立った活動は一旦お休みです。その間やるべきことと言えば、作品作りですね。6月頭ぐらいから「何を演奏しよう?」と悩んだ時期が今年は長かったです。ゲームソングにしようか…と漠然と思っていたものの、具体的なゲームや楽曲がイマイチぼんやりとして定まらない。エレクトーンに向かっては離れる事が頻繁に起こりました。

 そんな時に耳に入ったのが、欅坂46アンビバレント」という曲です。エレチョでは過去に「サイレントマジョリティー」を演奏したこともあり、「これだ!」と決定しました。しかしながら、楽曲を決めた時期は8月であったものの、肝心な楽譜発売が9月中旬という結果的に締め切りギリギリとの闘いになりました。市販のピアノ譜A4サイズの全9枚という大作。打ち込みをするも全然進まず、アカンパニメント探索も迷う迷う。

 自分の作品作りをやっとこさ半分以上出来上がったあたりから、エントリー頂いた皆さんから作品が届き始めました。会長の一番の醍醐味と言えばやはりこの瞬間です。「どんな作品が飛び出るのだろう?」という興味をひとりじめ出来ちゃうのです。全19作を拝見しながら食べた晩御飯は相当ウマいです。おかわりしまくりです。一通り見終わると、フラッシュメモリに名前をつけて整理、保存しておきます。どんどん増える楽しみ。

 プログラム作りはエクセルを使って作りました。フォント決めたり、レイアウトを決めたりします。そこにみんなの名前と作品が入っていく。だんだんそれらしくなり、完成。PDF形式に保存し、画像データとして更に変換、保存。ツイート…!

Twitterで広がる交流
 プログラムのツイートは拡散力が格段に高く、通知アラームが賑やかでした。どんどんリツイート、いいね!数が増える。「うは。わしのツイートがこんなに気に入られとる」と思うんじゃが。…じゃないもんね。大事なのは中身。みんなの発表内容が重要ですよね。作品が届くと、個人的な動画の感想と作品提出完了広報と共にツイートを続けていきました。

 フォロワー数も増加しました。エレクトーン好きな方を中心にフォローされています。Twitterは、現在の状況を気軽に広めることにも適していますね。作品到着をリアルタイムで報告できたのもリアル感があってよかったんじゃないかな、と思います。

●本番の舞台裏
 本番当日の深夜2時頃、電子ピアノに座り目の前には五線譜。そうです、エンディングテーマの作曲チャレンジ中でした。メロディが浮かばないのです。時間だけが刻一刻と迫り、気持ちが焦る。当初は、「エンディング無しでもいいか…オープニングだけでも作ったし…」という気持ちでした。簡単に済まそうと思っていたのですが、何がそうさせたのかは知らんのんじゃが、「やっぱりやらにゃぁ!!」と思い立ったのです。これぞエレチョじゃろうて。

 3時を回るとさすがに思考回路はショート寸前。今すぐエレに会いたいよ…ということでエレのある実家に帰宅。4時過ぎに一旦就寝。そして10時頃作業再開しました。作曲完成後、すぐに動画編集に取り掛かる。

 全20組を3分程度の動画(OP,ED)に収録しようとするとだいたい10秒程度のダイジェストになります。わしのセンスで、作品の一部をカットしペーストする作業を20組分繰り返します。カット→調整→効果:フェード設定→テロップ入力という作業×20組分。1時間なんてすぐに経過☆作業を続行すること数時間。午後3時にやっとのことで完成しました。

●本番数時間前
 全20組の作品順の確認、配信環境の設定確認。普段実家2階に置いている放送機材を1階の和室にわっさわっさ持って降りる。「兄ちゃんがまた何か始めとるわ…」という妹の視線は気にしない。「「ニコ生やるんじゃろ」という弟の視線も気にしない。兄ちゃんは!!兄ちゃんは…!!エレチョの会長なんじゃわー!!…と心の中で思うことにする。

 本番3分前、わしはトイレに居た。腹が痛ぅなるんです。過去2階も3分前はトイレに居ました。緊張に弱いタイプなんですよね…。体調を落ち着かせて、パソコンに向かいいよいよ配信を始めます。えぇい!!あとは野となれ花となれ。「遊びに来てくださり、ありがとうございます‥!」とあいさつを。

 …と言いながら、両目はコメントを追い、右手はタブレットをさわさわ!!左手はあらゆるスイッチをイジる。口は感想をぺらぺらしゃべる。しゃべったらコメントで「コンパクトに」と流れ、わしはあまりしゃべらんようにする。そして次の作品をライブエンコーダーに通す。…と配信中も常に放送環境に「頼む!!止まらんで!!」という思いが張り巡らせていました。

 コメントが次から次に流れますが、配信中の作品動画のコメントが多くを占めている時が一番安心しています。作品を流しつつ、「みんな、楽しんでくれてるなぁ。うふ。」と思っているのであります。少し余裕が生まれる瞬間ですね。「また止まった。」「またぐるぐるしてる」というコメントが一番辛い…まぁしょうがないんですがねぇ。

●配信終了後…
 無事配信を終えると、一仕事終わった!!と感じますが、Twitterに「配信終了後」の報告や、来場者数やコメント数等今回のエレチョ2018の実績や感想を述べます。そして、このブロマガにて余韻に浸っているうちに感想記事を書きます。出演者によっては、早速YouTube等に作品がアップロードされる時間でもあります。

 ツイッターでは感想コメントのコメントがたくさん流れるんですよね。なかには、エレチョがきっかけで相互フォローされた方もいらっしゃったようで、わしがキューピッd…いやぁだぁ!!なんて思ったりしたり…しなかったり。エレチョがいろんなきっかけになっていたら、それこそやってよかった!!と思います。

 本番終了数日後は、長期にわたるエレチョ企画期間だったこともあり、「ふぅ…」と気の抜けた炭酸水のよう。一気に力が抜けますし、「あぁ、もう今年終わったんだった」という気持ちになります。これは毎年のことですね。寂しい気持ちになります。エレチョ公式アカウントのツイートも頻度が落ち着き…また来年ということになるんですよね。

●運営は面白い
 「何かの企画をリードしてやる」ということはあまり経験が無く、シロウトがやっとることなので、限界がありますが、それでも「手作りで物事を作る」ということに面白さを感じていることは確かだと思います。それは、エレクトーンのレジスト作成であったり、エレチョシリーズであったりします。不器用だけど、やってみたい。そこに僕自身は面白さを感じているんだと思います。

 エクセルでプログラム作ったり、Power Directorで動画作成したり、エントリーシート管理したり、もちろんエレ動画を作ったり…と本番を迎える過程が面白い。だからこそ、失敗したり伝説が生まれたり、奇跡的な「標準画質配信」ができるのでありましょう。ひぃひぃ!!

 せっかく誕生したエレクトーン聴内会という素敵な名称の企画。みんなの力作が一同に"公民館"に集い、身近なみんなでわいわい!!と楽しむ、というコンセプト。回を重ねるごとにその質は向上しているように思いますが、誰もが集える町内会のような雰囲気は今後も大事にしていきたいと思いながら「配信終了」ボタンを押すのでした。