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第487号「"エレチョ2018"配信テストしました」

エレクトーン聴内会2018の開催までだんだんと近づいて参りました。この時期にしておくことの一つとして「配信テスト」があります。字のごとく、当日の配信トラブルを回避することを目的に、事前に配信環境を整えて、当日に備えることを目的とする作業ですね。

●過去2回の経験をばねに…
 配信テストがいかに大事かを感じたのが、エレクトーン聴内会の過去2回の当日配信トラブルの経験です。動画ファイルをインターネットにのせて、皆さんのご自宅等に届けるということは、僕にとっては容易なことではありませんでした。言葉にすると、とても簡単なのですが、いざ実際にするとなるとこれが結構難しいのです。

 自分のパソコン環境の中で動画ファイルを再生することは、単純にファイルをクリックするとすぐに再生が始まります。これだけのことです。しかし、インターネットを経由する生放送ではこれがなかなかうまくいかない。過去2回の経験で感じたのは、動画のファイル容量を考えないといけないこと。解像度を上げすぎないこと。この2点が特に大事だということです。数値を拡大すると、動画の質は向上するものの、作業パフォーマンス負荷がかかるので、配信に困難が生じるのですね。

 ちょっと考えればわかりそうなのですが、全然気が付かず、昨年の配信ではなんと「1GB」以上の高画質4K動画を配信しようとする無謀なことを考えていたという。おそらく、負荷がかかりすぎて配信がストップしてしまった…ということがありました。その結果、伝説の「直撮り配信」をするという荒業放送となりました。

●新配信ツール「N Air」を利用して…
 配信ツールが新しくなりました。昨年までは「ニコニコライブエンコーダー」という配信ツールを使っていましたが、この度から「N Air」を活用します。昨日の配信テストでは、このツールを使って配信テストを行いました。

 上記のような過去の経験からサンプル動画ファイルは「600MB」に設定し、解像度も標準またはそれ以下のものに設定。音楽を楽しむ配信ということで、音質は可能な限り落とさず、最低限標準的なものを目指す。このような設定でテスト配信を行いました。テスト配信当時に、タイミングよく視聴頂いた皆さんのご協力のもと、配信テストをスタートしました。

●配信テスト結論「動画再生達成」
 結論から言いますと、配信テストではサンプル動画の再生ができました。画質も良好、音質も良好というコメントも複数頂戴しました。ただ、ブラウザや、視聴環境による画質の粗さや、視聴不可ということもあったようで、必ずしも100%視聴可能という保証は難しいところです。しかしながら、配信ツールの環境設定や、配信側のwi-fi環境が「配信本番では、極力配信のみに回線を使う」ということを最優先することで安定した配信環境が得られたことがわかり、本番にこの設定で臨みたいと思います。

 僕自身の目標は、エレチョ2018の成功はもちろん、生放送でのせめて「標準的な画質、音質で動画再生を可能とする」というごく当たり前なコトを実現したいことですね。過去の苦い経験があったからこそ、切実な願いです。

 ただ、そのような中でも、視聴頂いた皆さんからの励ましコメントや、アイディアコメントがあったからこそ過去2回もある意味成功したのだと思います。そして今回…正直不安はありますが、再度配信テストを見直し、可能な限り万全の体制で行いたいと思います。よろしくお願いします。