★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第473号「姫路エレクトーン物語2018」

 桜の大半が散り終えた4月7日。僕は新幹線にて姫路へ向かいました。今回の目的は、エレクトーンプレイヤーである中野正英さんのライブ鑑賞です。行けるかどうか直前までわからなかったのですが・・・今回は晴れて鑑賞することができました。今回のブロマガは、その感想を簡単ながらレポートしたいと思います。

●忘れない!!メモ帳を手元に準備して臨む!
 会場であるスガナミ楽器ミュージックサロン姫路は、この度オープンから3周年だったらしく、建物もとてもきれい!会場に到着すると既に何人か待機されていました。チケットの受付を済ませると、なんと最前列かつセンターの席に座ることができたというこれはラッキー!!後頭部活動も忘れとりません(*'ω'*)

 どんなライブになるだろう!?忘れたくない‥!という思いから、事前にメモ帳をコンビニで購入し、万全の体制で臨みました。定刻になると、中野さんがエレクトーンに向かい、最初の1曲が始まりました。プログラムは全11曲プラスアンコール。どの楽曲も中野さんの楽曲に対するエピソードを語られました。「ぬぉ、これわしも好き!」という楽曲を簡単にご紹介したいと思います。

●演奏曲目から・・・

1>>オリジナル曲「ベージング キャロット」
 一番初めに演奏された曲です。テンポ140の颯爽とする楽曲。その音のイメージは宇宙やロケットという透き通ったものでした。演奏途中に、拍子が「4/4、3/4」という風に変拍子になっているのをわしは見逃さなかった‥!!

2>>「恋/星野 源」オーケストラver.
 和音進行は特に変化させず、中国をイメージさせるようなアレンジでした。サビでは、ブラスとストリングスで盛り上げます。ハモリが素敵で、原曲らしさを残しつつきらびやかなイメージの「恋」を演奏されました。

3>>オリジナル曲「一番大切なもの」
 もともとCDのタイトルになる予定ではなかった、と中野さん。映像についける音楽として作曲されたそうです。楽器構成としては「第1、2バイオリン」「ビオラ」「チェロ」「ピアノ」というシンプル。約100秒程度の短い曲ながら、想いを込めた演奏が印象的でした。

4>>オリジナル曲「美ら星ラプソディ」
 中野さんのご出身はのどかな田舎の東京だそうで、海が身近になくそれだけ海に対する憧れが強いそう。連休に沖縄へ行った時に海岸で満天の星空を眺めた時に沸いた楽曲と紹介されました。沖縄らしい独特なメロディラインはソプラノサックスが担当し、バラード風でした。

5>>「ボレロ
 今回のライブで個人的に一番聞きたかった楽曲。中野さんは、ティークラーさんという日本人のアーティストの楽曲が好きで、その方のアレンジに影響を受けてこの「ボレロ」のアレンジをされたそうです。電子的なピコピコするサウンドに、淡いシンセ和音がいいよね!

6>>オリジナル曲「リービング」
 中野さんが創造する鎮魂歌(レクイエム)。身近な方を亡くされた経験から「天に逝く様子を思い、見届ける側の思いやその様子」を込めた1曲。ゆっくりと落ち着いた3拍子の楽曲でした。ダンスからこのような曲まで中野さんのアレンジは実に幅広いと感じました。

7>>「勇気100%」
 アニメ「忍たま乱太郎」より。原曲の雰囲気を持ちつつ、ダンスなアレンジで元気よく!オリジナルなソロやメロディがあったのも印象的でした。

8>>「古い日記/和田アキ子
 中野さんが好きな韓国のアーティスト「BIG BANG」がカバーされていたのを聞いて、かっこいい!!と感じたことから、エレクトーンで弾いてもカッコいいんじゃないか⁉と思ったことがきっかけだそう。グルーヴ感あふれるリズムにのせて、渋めのテナーサックスで演奏されました。また、この曲は今回初めて演奏されたそうで、一番気になっていたそうです。

9>>オリジナル曲「Close to me」
 日本語に訳すと「私のそばに」という意味。今から6年前にレッスンの代行として台湾に行かれ、そこで感じたインスピレーションをもとに書き上げた1曲だそうです。メロディに工夫され、そろそろわしは眠たくなった。

10>>「糸/中島 みゆき」
 こちらも中野さんによるアレンジ。感情豊かに演奏されていました。目を自然につむって思いを鍵盤に込めて演奏されている様子が印象的でした。1コーラス目、2コーラス目と違うアレンジになっていて、変化に富んでいてよかったです。

11>>オリジナル曲「きょうゆう」
 説明されたんじゃが、字がわからんくて・・・"ふるさと"という意味合いを持つ言葉だそう。ラストにふさわしい1曲でした。全体的に中国っぽい??音で、壮大な感じでした。

12>>アンコール「トンボ イン セブンフォー」
 タイトルは確かこんなタイトルじゃったと思います。そのタイトルからもわかるように、全体的に7拍子メイン。変拍子かつ複雑なパッセージが入り混じる超難曲!!更に、途中、サンバジャネイロのメロディを左手で演奏し、右手でサンバ特有のオクターブピアノの早いヤツが重なる・・3級間違い無しの1曲で締めくくられました。

 MCとして、Tシャツで姫路に来たがとても寒くてびっくり。長袖を持って来ず困ったそうですよ。でも、演奏するとアツくなるので、ちょうどいいと中野さん。

 「エレ弾きはどんなジャンルの曲をよく聞く?」ということが気になるそう。日本人は音楽が生活に溶け込んでいることが少なく、喜びやお祝い事に対する音楽的表現が無い。そういうところから、音楽に対して受動的だと感じると述べられました。わしもそう思うに1票!!好きな音楽は洋楽で、ゼット・リアーナさんをよく聞くんじゃって。

 他にも、曲集の発売までの過程を詳しく教えて下さったり、演奏の合間にアレンジの苦労や、音作りのこだわり等エピソードを交えてのトークも笑いあり、驚きありの1時間半でした。また機会があればぜひとも鑑賞したいと思いました。中野さん、素敵なエレクトーンライブをどうもありがとうございました!

 メモ帳があったおかげで、なんとか思い出しながら書くことができたんじゃわ(*'ω'*)今度も、メモ帳持っていこう(*^-^*)