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エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第466号「欅坂46をエレクトーンで・・・」

今ノリにノッてるアイドルといえば、ずばり「欅坂46」ではないでしょうか。坂道シリーズと呼ばれるグループで、乃木坂46に並ぶ人気女性グループですね。ルックスはもちろんではありますが、僕はその楽曲に惹かれ、エレクトーンでの演奏に興味深々です。

●カッコよさ、独自路線を貫くスタイル
 欅坂46は他のアイドルグループとは違い、いわゆる「かわいい路線」と正反対にもとれる「カッコいい路線」が印象的ですね。フリルのついたドレスより、軍服のようなダークな服装で笑顔を封印したPVで有名な「サイレントマジョリティー」は記憶に新しいところです。
 サイマジョに代表される大意は、「自分を貫け!大多数に流されるな!」という強いメッセージ性が曲、歌詞に含まれていますね。その流れを汲んだ「不協和音」も大ヒット。更に「エキセントリック」も同じメッセージでしょうか。

 もちろん、過去にはAKB48の楽曲もいくつかエレクトーンでも演奏したことがありましたが、欅坂46の楽曲に見る「攻め」を感じる音作りにも興味がありました。キツめのシンセ、ダンスリード、激しいギターのカッティング。それらが融合するサウンドは、エレクトーンでの再現にもマッチしているように思います。
 また、エレクトーンはピアノとよく比較対象とされることがあります。同じような楽器で、全く違う性質を持つ楽器。ピアノに比べ、知名度はいまひとつではあるが、その特性は特筆すべきものがあると思うんですよね。このような点からも、欅坂46とエレクトーンは相性が合っているんじゃないかな‥なんて思うんです。

欅坂46をエレクトーンで再現
 キラキラ、ふわふわしたイメージと一線を画す欅坂46サウンドは実にキツめ。一部例外はあるものの、「サイレントマジョリティー」「不協和音」「エキセントリック」といった楽曲では必ずと言っていいほどシンセブラス、ダンスリードのような金属的な響きを持つボイスを選択。リズムキットも決まってハウスキットでしょうか。アカンパニメントもメロディックなタイプをよく選んでいます。とにかくカッコよく!!スリリングなレジスト作成に努めていますね。
 "普通じゃない"楽曲の良さも演奏したいポイントの一つ。「サイレントマジョリティー」では、マイナーなイントロからメジャーでのエンディング。サビの手前では3拍子+4拍子での変化。「不協和音」では、同音連打の頻出、パターン化されたフレーズの繰り返し。「エキセントリック」ではラップ部分のバッキング、サビへ向かう開放感・・・それらをエレクトーンで再現してみたい冒険心もくすぐられます。

●エレクトーンならではの欅坂46
 そんな冒険心を具現化するのがエレクトーン。特に02シリーズではノイズキット、ダンス系音色、リズムキットの充実がとても重宝しています。あの何とも言えないスリリングサウンドを創り上げるのに素材は十分にそろっているんですね。
 8つのレイヤーに増えたボイスエディットでは、グループならではの複数女声を作り上げる。リードボイスには絶対的エース平手ちゃんパートを持っていく。テンポディレイを使って合いの手を入れる・・・エレクトーンのパネルを駆使し、自分なりの欅坂46をシミュレートしていく楽しさはまさにエレクトーンならでは。

 先週取り組んだ「エキセントリック」は、エレクトーン楽譜は見つからなかったので、ピアノ譜を参考に打ち込んでいきました。夜から翌朝にかけて徹夜で没頭。一気にしないとイメージがかすんでいくので、冴えてるうちに。とあるプリセットリズムの「イントロ3」のメロディックパターンが妙にラップ部分にハマった時は「ぬぉお!!」と興奮してた夜中3時。

 そんなこんなでエレクトーンで欅坂46の曲を打ち込んだり、演奏したりするのが今の楽しみです。現在、サイマジョ、不協和音、風に吹かれても、エキセントリックの計4曲打ち込み、演奏しました。今後は「W-KEYAKIZAKAの詩」「渋谷川(ゆいちゃんず)」もチャレンジしたいなと思います。今後も、エレ視点で欅坂46の活躍を期待したいところです。