第456号「最初はデジカメからでした」

エレクトーン動画を初めて投稿したのは2008年。今から9年前のことです。そのころは、動画投稿サイトがわさわさと右肩上がりをはじめていたころで、「一般人が動画公開する」ことが普及しかけていた!?頃じゃと思います。そんな世の中に、わしも入ってみたかった。

●すべてはELS-01とデジカメで始まった
　2008年当時、使用していたエレクトーンはELS-01でした。今となっては１世代前のエレクトーンですね。スタンダードモデルながら、EL-57と比較しても十分すぎるぐらい楽しいエレクトーンライフでした。そんなエレクトーンの動画を唐突ながら「動画」にしてみたかったんですよね。

　しかしながら、十分な撮影機材は持っておらず、撮影手段としてはデジカメの動画撮影機能しかありませんでした。音声はスピーカー出力の音をそのまま直接吹き込む形です。撮影した動画は、デジカメの小さな画面ではまともに見られるものの、パソコンに取り込んだ映像というのは粗いものでした。

●粗い動画でも動画作りは楽しい！
　そんなおもちゃ画質＆音声のエレクトーンであったものの、当時はエレクトーン音声を動画でインターネットで共有できることがとても嬉しく、文章では伝えきれないサウンドを相手に届けることに喜びを感じたものです。例え、映像が粗くても、音声がシャカシャカしていても満足していました。

　そんな環境でしばらく動画作りをしていましたが、やはりエレクトーン本来のサウンドを届けたい、また動画の質の向上も狙いたい思いから、デジカメからwebカメラへ進化。音声も直録りからライン録音へ進化します。その結果、少々粗さは残るものの画質の向上と、ライン録音による「カセットテープ並み」な音声を手に入れることができました。

　高価な機材をふんだんに使って動画を作ることも、もちろんありじゃと思いますが･･･スマホでも十分な動画はできるんですよね。音声も直録りからはじめてみてもいいんじゃないかと思います。カタカタという打鍵音はするものの、リアル感や臨場感は得ることができると思います。その環境で十分満足したら、機材ランクアップしていくのもアリじゃ思います。

●そしてミラーレス一眼カメラ、オーディオ録音へ
　エレクトーン動画作りの楽しさは2017年の今でも変わらずあり続けています。それは、撮影機材にも表れてきました。デジタルビデオカメラの使用から更に進化･･･ミラーレス一眼カメラの使用。そして、ELS-02C搭載、オーディオ録音による臨場感あふれるエレサウンドとの合体。2008年の動画と比較しても、画質・音声共にグッと良くなりました。"毛穴画質"と呼ばれるぐらいの鮮明さ、音声もソフトによる拡張機能によりビビッドなものへ。

　これはエレ映画!?と思うような鮮やかな画質で、タイタニックもびっくりな映画サウンド!?のようなエレミュージック。趣味であれ、自分の好きなコトに許せる範囲で投資できる楽しさ、面白さ。バイクや釣り、タバコやギャンブル‥男の趣味はあれど、僕にとってはエレクトーン動画作りにハマるのがそれにあたっていますね。投資して、未知なる世界を手に入れる･･･男のロマンじゃ!!