★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第445号「"エレチョ2017"演奏データ完成☆」

この夏の一番時間をかけたエレチョ2017のアレンジ。ほぼ毎週末にコツコツとアレンジ、打ち込みをしてきましたが、ようやくこの土日で完成させることができました。全4曲によるメドレー、使用したバンク数は3つ(A~C)。レジスト使用個数は50以上となりました。

●今年もアツい!!エレクトーンアレンジ
 手書きによる楽譜を書きあげ、ようやく音の打ち込みに入ろうとした時にはすでにお盆あたりとなっていました。スマホで原曲をダウンロードし、何度も聴きながらエレクトーンに打ち込んでいきました。比較的シンプルな打ち込み曲であった為、パターンの使いまわしがきいたものの、ところどころ細かな変化もあり、可能な限り聞き逃さないよう打ち込んでいきました。

 メドレーの構成としては、オーケストラ風、ポップス風、ダンス風、バラード風と4曲ともジャンルが異なります。そのため、使用する楽器やリズムキットも変更しました。シーケンスも4つある為、1曲に1シーケンスに割り当て、各楽曲の管理を独立させて組み込んでいきました。

●より重圧感を持たせる為に工夫を
 今回のアレンジで工夫したところは、音の立体さ・重圧さだと思います。それは、リズムプログラムで「同じ特徴を持った音色を意図的に2つ使用した」ということです。実際であれば、例えば大抵ピアノパートやギターは同じ楽器だったら一つ使用すると思います。・・・というところを、2つ使用します。

例)リズムプログラム アカンパニメント設定
 コード1・・・12弦ギター PAN:L
 コード2・・・フォークギター PAN:R

・・・という風に、パターンは同一のものを使用しますが、同類の楽器を2つ使用し左右にバランスよく配置します。こうすることにより、音の厚みが増しつつ、立体感も生まれました。ピアノも同様で、グランドピアノ、ブライトピアノという風に意図的に2つ使って設定します。

 ただ、パートにも限りがあるので無限に増やすということは難しいですが、特に際立たせたい楽器については工夫することで音に豊かさが生まれますね。こういったサポート音色にのせて、自分自身が更に打鍵パートを重ねることでより原曲らしさに近づけます。

●時間をじっくりかけて作業を進める
 以上のようなコトを繰り返しながら、打ち込んでいきました。複雑に感じるところもところどころありましたが、弾きやすく直したり、カスタムABC、アカンパニメントの力を借りながら補強していきます。カウンターメロディが弾けそうなところもありました。上鍵盤、下鍵盤に交互に弾かせるようにしたり。その都度、レジスト設定をし直さなければなりませんが、自分が感じるこだわりは表現したかったですね。

 気が付けば9月も最後の週になりました。時間と日付をにらめっこしながら進めてきた作業でありますが、ようやくフル演奏ができるようになりました。シーケンス4つ押して、演奏ができる楽しみ、意図した演奏ができる喜びを感じます。あとは微調整を経て、動画作りまで一気に進めたいところです。完成まであと少し!頑張ろ!