★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第431号「それぞれのいいところ」

CubaseAIと出会って間もなく1週間が経とうとしています。この1週間はまだまだ初めて出会うことが多く、入門ソフトと位置付けられるているであろうAIの全貌が理解できていないです。しかしながら、面白さやコツもポツポツを見つけられ、DAWの魅力も感じています。

●エレクトーンが"昭和の楽器"と・・・
 以前、エレクトーンは「昭和の楽器」と表現されている一文を見つけたことがあります。その時は、70年代あたりに見られる木目調の独特な外観から「レトロな楽器」というニュアンスか・・・と思っていました。しかし、DAWを経験するうちに、「昭和」と表現される理由が「なるほど」と納得するところも感じました。

 豊富な音源を搭載し、プロに迫る本格的な音楽を創作可能なCubase。また、修正機能により100%完璧な演奏を手に入れることができる。デジタルワールドの最先端をいく、これらの機能を備えたCubaseは本当に驚くばかりです。エレクトーンの表現に迫る、というより「これは追い越しているんじゃないか」と思いました。こんな体験を一気にすると、エレクトーンの操作性、作業の効率、それを意図的に人が演奏する(=100%完璧とは必ずしもいえない)点から、時代錯誤を象徴した言葉「昭和」に置き換えられるているんでしょう‥と思いました。

DAWをカジって感じたこと
 わずか1週間という短期間ではありますが、DAWとはどんなものかという味をもぐもぐ中であります。するめいかのようにかめば噛むほど味が出て・・・といったところでしょうか。1万円ちょっとで迫力ある音源を手に入れることができ、MIDIキーボードにより多重録音を容易に楽しめる点は本当に優れていると思います。自分が創造する音楽を思いのまま描ける点は素晴らしいですね。

 ただ、エレクトーンも経験している点からいうとやはり「リアルタイム演奏」という点ではエレクトーンが勝っていると感じました。MIDIキーボードの1本の鍵盤を打鍵するとループするリズム。かっこいい!!と感じ、入力するのですが・・・むずむずするんです。右手、左手、左足。そう、それに合わせて実際に演奏したい!!という気持ちが走るんです。これ、これなんですよ!!エレクトーンの醍醐味!!体いっぱいで表現したい!!を実現するには、エレクトーンがいいんです。昭和といわれながらも、スタイルは平成じゃもん。

 同じ音楽を楽しむDAWとエレクトーン。表現方法は2つとも異なりますが、わしゃどっちもやってみてえかった思うんよね。深夜ガッチャガッチャできん時には、パソコンでスマートに音楽を。思いっ切り弾きたい時にはエレクトーンを。それぞれにいいところがあり、特性がある。時と場合により、好きな方を選択して心行くまで音楽を楽しめたら理想じゃのぅと感じた今週でした。