サイレントマジョリティー

♪物言わぬ多数派になるな

　アイドルＣＤを購入するなんて初めてのことです。今年春にデビューを飾った欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」のＣＤを昨日購入しました。一番の魅力はセンターを飾る平手ちゃんではありますが、音楽的観点から見ても"サイマジョ"は心揺さぶる1曲だと思います。

　きっかけは友達のスマホから流れた1曲のメロディ。何気なく聞いたこの曲が「サイレントマジョリティー」でした。それまでのアイドルソングといえばどれも似たり寄ったりの楽曲･･･というイメージでしたが、このサイレントマジョリティーは全くそんなことを感じさせないクールな楽曲だと思います。

　メッセージ性もとても強く、まさかデビューしたてのアイドルが歌うような歌詞でもないのではないか⁉と思うフレーズがいくつも登場します。タイトルである「サイレントマジョリティー」という言葉は政治的用語らしく、「物言わぬ多数派」と訳すことができるそうです。

　どこかの大統領の演説のこと。。一部演説に反対する声が上がっているが、その他大勢の国民は特に声を挙げず賛成しているようだ

　･･･というエピソードがあったそうです。そういった意味合いと交錯させ、「その他大勢になるな。自分の意思をもって行動していけ」というメッセージが込められているんですね。

　イントロからサビにかけては、マイナー調から入るもののサビ直前で「3拍子＋4拍子」の変拍子を組み入れかつ、転調により突き抜けるサビはまさに圧巻!!計算されたこれらの"仕掛け"にまんまとハマりました。何度もリピートしたくなる1曲です。

　2016年初めて購入したＣＤが「欅坂46」だったというこの意外さ。つい応援もしたくなるグループだと思いますね。