★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

あのころの月刊エレクトーン!

♪毎月楽しみだった・・・

 僕が月刊エレクトーンを初めて購入したのは、1998年9月号が最初でした。それからというもの、飛び飛びではあったものの、今でも毎月20日の発売が楽しみの一つです。その間18年。中でも、一番夢中になっていたのは2004年~2007年頃の月刊エレクトーンです。それはなぜでしょう・・・⁉

 月刊エレクトーンは長い歴史があるエレクトーンファンにとってはバイブル!?でもある雑誌だと思います。月刊エレクトーンの出会いは、1998年9月号が最初でした。流行の曲や特集記事が掲載されていたり、あんなことやこんなこと。購入した月エレは今でも処分せずに手元にあります。

 そんな毎号思い出ある月刊エレクトーンですが、特に楽しみであった期間があります。それはSTAGEAが登場し始めた2004年~2007年頃のことです。今も変わらず発刊されているのに・・・なぜこの頃が良かったのでしょう⁉改めて振り返ってみたいと思います。

インパクトある表紙・・・カタカナと筆記体ロゴ、センスあるアーティスト写真
 それまで、月刊エレクトーンの表紙は「エレトンくん」というキャラクターが表紙を飾っていたシンプルなものでした。それがSTAGEA登場の頃に表紙が全面刷新!ゴシック体と筆記体によるロゴは今までにない印象を感じました。

 写真は、エレクトーンアーティストや関連する方々を毎号カッコよくキメていらっしゃいます。「PE'Z」とSTAGEAが表紙を飾ったり、エレクトーンプレイヤーがサンタさんの恰好をしていたりと掴みは抜群でした。

②定価以上のボリュームあるページ数・・・これでこの値段でいいの⁉
 今と明らかに持った時のボリュームが違います。雑誌の厚みは毎回スゴかった印象があります。
 その要因となったのはやはりソロアレンジスコア、特集スコア、リクエストスコア、Back to the Score、質問Q&Aコーナーなどなど多岐にわたる記事の豊富さにあると思います。それでいて、当時学生であった自分にとっても毎月楽しみでありました。

③本誌+付録もついてる!・・・Magシリーズ!
 エレクトーン本誌以外にも力が入っていたと思う付録。当時STAGEAを全面に出していた本誌のほか、主に若い世代にエレクトーンをもっと楽しんでもらおう!!と企画された「エレクトーンマグ」という小冊子が付録で付いていました。ここでしか読むことのできない記事、若い世代のインタビュー、エレクトーンの斬新な利用法等が掲載されていました。もちろん、スコアもバッチリ!!

④こだわりを感じる譜面、リズム譜
 特集スコア、ソロアレンジスコア両方にいえると思うのですが、譜面のつくり、リズム譜の細かさは今以上にアレンジャーの魂が伝わる内容でした。原曲に近いバッキング、細かなリズム譜はエレクトーンの再現性をより忠実に書き表していたと思います。
 今の譜面は、大まかなリズム譜、レジスト表記でありより自由度は増しているものの、当時の譜面と比較するといまひとつ物足りなさを感じるのは僕だけでしょうか。

⑤多彩なエレクトーンプレイヤーの詳細記事
 エレクトーンプレイヤーの最新楽譜、ライブ記事、エレクトーンとの関わり方・・・等毎回「よくここまで分析されてるなぁ」と感心するほどでした。特に、安藤さんの記事は今読み返しても登場率は圧倒的ナンバーワン!!カラー写真、安藤さん特集、マインドスケープシリーズ。もちろん、安藤さん以外のプレイヤーの記事も今より断然多いです。

⑥音楽雑誌であると同時に少年のエレ魂をくすぐる"何か"
 総合すると、エレクトーンの雑誌である前に若者にいかに月エレを手にとってもらえるか⁉を今以上に考えられていたように思います。何より表紙のカッコよさは抜群でした。男子でもエレクトーン楽しめる!!というより、男子だからこそエレクトーン!!という作り手の想いもあったのではないかなぁとも思います。
 男性エレクトーンプレイヤーの記事がたっくさん掲載、そしてSTAGEAのCMも2本は男性プレイヤーメイン。そう考えると、かわいらしい象徴的な「エレトンくん」から、ワイルドな表紙へチェンジした月エレはまさに「俺たちのエレクトーン」な時代だったのかもしれないですね。
 エレクトーンを使ってバリバリロックを演奏したり、その為にはヤスヤさんはどう表現しているか⁉等それまで女性目線だったのが男性目線でエレクトーンに向き合うようになった・・・たぶん、このあたりが僕も共感できていたのではないかと思います。

 時代を経て2016年の月刊エレクトーン。時代は流れてELS-02シリーズの今。月刊エレクトーンも更にデザインを変えて今に至ります。ロゴも変わり、写真からイラストへ。これも時代なのでしょう。これはこれでいいと思います。・・・でも、お願いできるとしたら、またあのころのワイルドさが出た月エレも手にとってみたい、そう思いますね。