★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

「技術」より「楽しむ」

♪自分の世界感を・・・!

 よくエレクトーンとピアノが比較対象となっている記事を見かけます。エレクトーンはピアノに比べ「簡単」だという意見もあります。確かにエレクトーンは持続音が多く、ピアノ譜の真っ黒16分音符以上の細かな楽譜に比べると劣るかもしれませんが、楽しさ、エンターティナー性の高さ、彩さの点ではどうでしょうか


 ピアノはは確かに技術が高ければそれだけ指先を訓練し、鍵盤をより早くきめ細かに譜面どおり演奏することが求められるかと思います。10本の指を駆使し、細かな動きをすればするほどそれはもう美しい演奏があることでしょう。



 一方、エレクトーンはどうでしょうか。最近のエレクトーン譜は全音符、一番早くて16分音符程度の楽譜が多く見受けられます。



 これだけ見るとピアノの方が指さばき、すばやい動きが勝っておりそれだけ訓練しないと弾くことはできないと思います。・・・かめも弾けないもん。




 だけど、がんじがらめに縛られた演奏より・・・僕は純粋に演奏が楽しい「エレクトーン」が好きでよかったと思います。



 エレクトーンのアカンパニメントに代表されるように色彩豊かな伴奏形にのせてメロディーを弾く。時にアカンパニメントを休んでギターのアルペジオを楽しんだり、ストリングスのカウンターメロディーを原曲通りに弾いてみたり、ダンス系ならピアノバッキングを弾いてみたり。



 などなど、こういった弾き方はピアノよりエレクトーンが勝っているように思います。自動演奏=簡単、手抜きではなくて「楽しむ」一つのツール。



 過去に公開したエレクトーン動画もそれぞれに適した伴奏形を見つけるのに苦労しました。膨大なアカンパニメントの中から近いパターンを選ぶ。無数のモノから一つを選ぶのは時間、耳で聞き取る頭脳・・・あらゆることを考えますが・・・




 やっぱりこれが「楽しい」んですね。探して、アセンブリして、リズムと併せて弾いてみよう。




 それがイメージと合致した時に初めてエレクトーン本来のチカラを発揮。これをフルで弾けた時の喜びはエレクトーンならではだと思います。



 もちろんエレクトーンだって技術向上をすればするほどプロのエレクトーン奏者により近くなりますが、僕はどちらかというと「楽しむ」エレクトーンで細く長く続けていきたいですね。



 せっかくの下鍵盤の無限な可能性・・・これからもあらゆる弾き方をして演奏に幅を持たせていけたらいいなぁと思います。