フルアレンジの魅力
♪フルアレンジはドラマ,映画の脚本みたい
「すごい、この曲気に入った!」こう思ったら真っ先に思いつくのが楽曲のフルコーラスアレンジという大きなテーマです。先日公開の「bad day」もその一つの楽曲です。このフルコーラスはかなりの時間を要し、それに伴いレジストレーションも多量に消費します。でもフルコーラスアレンジはまるでテレビドラマの脚本を描いているような…そんな気持ちになります。
レジストレーション8個あるいは16個以上のシーンに分けて
フルコーラスアレンジの最大のカギは原曲が全てです。どんな楽器が鳴っているか、どの音色が成っているか、そしてリズムは?などの基本データからひもといていき…それをエレクトーンのレジストレーションに命を吹き込みます。エレクトーンのレジストレーションは初級機種で5個、中級機種で8個、S上級機種含むSTAGEAでは16個以上のレジストレーションが可能ですが、いずれにしろ、それぞれの機種でドラマの脚本みたいなレジストづくりがスタートします。
初級機種、機種ではレジストレーションのボタンこそ少ないですが、やろうと思えば可能だと思います、僕も以前はEL-57で、レジストレーションは8個でしたが、フルコーラスアレンジも工夫次第で可能にこぎつけたこともあります。それ以上に16個レジストレーションは正にドラマ、映画の監督になったようです。
フルコーラスの魅力はやはり、曲の様々なシーンを変化をつけて表現できること。メイン楽器を外してサブ楽器を目立たせたり、リズムの種類を変化させたり…これをレジストを組んで通して弾けたときは本当にドラマを見ているようです。
ピアノのような単音楽器では強弱で表現をすることがメインですが、楽器全てを駆使して演奏できるのはやはりエレクトーンならでは。楽曲にカラーが存在しますね。フルコーラスアレンジをしたあの瞬間は正にカラーを手に入れた…そんな気持ちに浸れます。