★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第111号「"カラー・オブ・ザ・ウィンド"ご覧になった皆様へ」

今回は2014年9月号掲載のスコア映画「ポカホンタス」のテーマソングである「カラ―・オブ・ザ・ウィンド」のアレンジに挑戦しました。動画内テロップでも流しましたが、あえて楽譜表記の音色・リズムを使わず独自に選択した音色でアレンジをしました。…なぜ?

●市販データ演奏を聞かずに独自視点で探る…
 最新の月刊エレクトーンであれば、公式サイト等で模範演奏を聞くことができます。それは、もちろん楽譜表記のレジストに従ったものです。以前であれば僕もFDデータを購入して楽譜とデータ共に楽しんでいたのですが、最近では自分でアレンジすることに楽しさをを見出し、もっぱら自作に励むことが多くなりました。

 その一番の面白さは何と言っても「同じ楽譜で全く違う持ち味の演奏が楽しめる」という点ではないでしょうか。リズム、ノリ、音色等ガラリと自分色で弾いてみる。楽譜は同じなのに、模範演奏とは一味もふた味も違う演奏がエレクトーンでは可能性大です。今回の「カラ―・オブ・ザ・ウインド」の楽譜もまさにこれを楽しんだ形でした。模範演奏を聞いてしまうとイメージが固定されがちなので、あえて聞かずにレジスト設定しました。ここでも役立つのが02のレジメです。バラード調という大まかな演奏ジャンルを決めて、絞り込んでいく。自分の演奏スタイルに合いそうなパターンを一つ見つけ、仕込みに入ります。この選択が独自視点によるものです。

●亀Ver.と模範演奏Ver.を聞き比べる…
 全てアレンジを終えたら演奏を楽しみます。さぁどうか。自分色に染まった演奏は、「ここでこの楽器!ドラムがここで鳴る!」と理想的な演奏を楽しめます。まさに自分らしい感性が最大限発揮されている演奏でしょう。そして、もうひとつ。模範演奏Ver.も聞いてみます。ここでどう演奏に変化があるかを確かめてみる。

 今回の該当曲は、模範演奏Ver.はエスニックチックなアイリッシュリズムを取り入れた演奏でした。逆に僕はS-サックスを取り入れたバラード調にしました。楽譜は同じでほぼ譜面通りに弾いているにも関わらず、この違い。エレクトーンって面白いね。ピアノではまずこういったことは起きづらいです。市販に挑戦!!!!という意識を持って取り組むと、目標もあって楽しめると思います。これからも市販に負けないッ…!!という勝手ながらの目標を立てながら、自作にこだわっていきたいと感じました。