★KAME's ROOM with ELS-02C★

エレクトーンのことをいっぱい書いています!

第571号「"イエスタデイ"超難易度MAX!!♯6つ!!」

前回のOfficial髭男dism「宿命」から引き続き、ヒゲダンナンバーを演奏しよう!!と決めました。楽曲は「イエスタデイ」です。前作「Pretender」「宿命」には無い新たな魅力が詰まった1曲でした。PVを拝見すると、雨が降りしきる中での演奏から、最終的には晴天の海での演奏へ。ドラマティックなこの曲をエレクトーンでも演奏しようと決めましたが…!?

●「イエスタデイ」目的で月エレ(σ・∀・)σゲッツ!!
 2019年12月号の月エレに早速「イエスタデイ」が掲載されることを知り、急いで楽器屋へ向かいました。あの曲が弾ける!!という楽しみを胸に早速譜面を確認しました。すると「なにこれ…」と僕は落胆しました。メロディは分かるけど、左手パートがほとんど白玉団子の音符だったのです。更には、情熱的な間奏もほとんどカットされている譜面でした。譜面製作の制約等も考慮しての譜面だったのかもしれませんが、僕個人としてはガッカリするものでした。

 月エレ自体は毎月購入していたものであり、今回も購入はしましたが、本誌記事も簡単に目を通した程度で結局それっきりとなりました。この「イエスタデイ」で演奏しようか…とは思ったものの、やはり腑に落ちません。そこで、次に考えたのが、ピアノ譜を参考とした演奏にチャレンジしてみよう!!ということでした。

●「イエスタデイ」ピアノ譜ver.を(σ・∀・)σゲッツ!!
 店頭にて購入を考えるも売り切れでした。そこで、ネットで購入することにしました。譜面の確認はできないのですが、過去にも「Pretender」を購入したことがある譜面シリーズであり、まぁ…なんとかフルコーラスはあるじゃろう…と楽観的に思っていました。後日、譜面が届き、その中身を見て驚愕。なんと「♯」が6つもついているのです。なんだこれは…!?

 不安が一気によぎりましたが、それは的中。早速エレクトーンに向かってメロディを弾いてみるのですが、その慣れない♯が原因で演奏は詰まる、詰まる。右手だけでこの状態でした。そして、左手も弾いてみましたが、ミスタッチ連発…コード打鍵も慣れず、ため息が不意に出る程でした。

●指で確認、部分練習、スローテンポから…
 とりあえず音作りから始めました。その間にもフレーズの流れや、各パートの鳴りを確認するので音鳴らしの為、演奏をするのですがなかなかうまく演奏できません。指で再度、譜面の音符をなぞって確認し、実際に鍵盤で鳴らすという地道な"作業"が続きます。更に進めていくと、「ダブルシャープ」も出現するという最悪状態。あんなに幻想的な「イエスタデイ」なのに…実際の譜面は、超難易度が高い譜面でした。

 おまけに、テンポを示すBPMは130。心地よさに少々軽快さも感じるスピードという感じでしょうか。でも、僕にとってこのテンポスピードは速く感じました。とてもじゃないけど、弾けない…瞬時に打鍵できない。…ということで、テンポスピードを落としての練習を繰り返していきました。

●コツをつかみ、藤原さんらしい演奏を目指す…
 何度も演奏を繰り返していくうちに少しずつではあるものの、演奏のコツをつかむことができました。ぱんこっこさんのアドバイス同音異義語的に、コードを"♭"基準に読み替えて覚える」というのはとても助かりました。同じ響きのコードであっても、「♯基準」ではわかりづらいけど、「♭基準」での表記は不思議と星座の各星のようにパッ☆と打鍵できるものが!!このコツのおかげで、随分と演奏もできるようになりました。ぱんこっこさん、ありがとうございました。

 特に、サビ部分についてはボーカル&ピアノ担当である藤原さんの演奏が光ります。ここを弾きたい!!あのフレーズを弾きたい!!という箇所が、今回購入したピアノ譜にはしっかりと記載されていましたので、それをそのまま演奏することを目標としました。

 気が付けば、自分が藤原さんになったような!?気持ちを胸に、演奏を楽しめるようになっていました。…とはいえ、一部ミスタッチはあるのですが、当初抱いていた不安は消え、「イエスタデイ」を楽しめるような感覚に近くなっていったのであります。

●「イエスタデイ」を演奏して…
 そんな難解な楽譜ではあったのですが、一つの作品として完結させることができました。それと同時に、改めて「藤原さん…よぅ、あんな難しいのを弾けるなァ…やっぱりプロじゃわ…」と感心しました。僕はとてもじゃないですが、アレをまた弾いてみてと言われると、躊躇するでありましょう。まだ「Pretender」弾いて☆と言われる方がいいような気がします。そんな「イエスタデイ」ではありましたが、苦手であった「♯読み」も少しだけ出来るようになった小さな自信と、サビのピアノフレーズもエレクトーンで再現した形で演奏が出来て良かったと感じました。

 この作品を持って2019年のヒゲダンナンバーのエレクトーン弾きはいったん区切りをつけたいと思います。まだまだ弾いていないナンバーもたくさんあるので、この楽しみは引き続き2020年に持ち越し、楽しんでいけたらいいなと思います!