人の声は無限大

♪「あ！この曲エレクトーンでアレンジしてみようかな…！」と思いついて、リズムの設定ができたら今度は音の設定。そこには、「無限大」という大きな問題があります。
　楽器のみの曲ならば、その楽器と同じ音色設定をすればいいと思うのですが、ボーカル入りの曲（ポップスなど）のボーカルそのものの音を設定するときがイチバン悩むとき。ボーカルの音は人の声です。当たり前ですが、その声は「音」として存在していません。もちろん、エレクトーンにもその声そのものは入っていません。声は無限大だからこそ、ここでいつもつまずいてしまいます。
　そこで！「う～ん、この人は激しく歌っているなぁ」と思えばプリセットの音を変化させてメタリックにさせたり、「しっとりやさしく歌っている！」と感じれば丸い音色のホルンやサックスが担当すればいいのかな…？と試行錯誤しながら設定しています。
　エレクトーンはあくまでも楽器。CDと全く同じにするのではなく、アレンジした人ならではの音で楽しむのを忘れてはいけないな…そんなことを思ったりします。